レトロフューチャーセッション オープニング報告
- irudecurusa
- 2016年4月14日
- 読了時間: 6分

4月14日に、「レトロフューチャーセンター Iru de Curusa 勝間田」は誕生いたしました。
この記念すぺきオープニングは、現在定期セッションを行っている勝間田会館ではなく、勝間田の伝統の憩いの場である「高柳酒店」様の飲むところで行いました。
諸般の事情により、「高柳酒店」様で、定期的にセッションを開くことは難しいのですが、一応今のところ「年に一回くらいなら、まあまたやってもいいですよ」というお言葉をいただいておりますので、たぶん年に一度くらい、「伝説のレトロフューチャーセンター」として特別イベントをやるかもしれません。
さて、この日のオープニングは、実に多様な方に祝っていただきました。あんまり細かいことは書けませんが、以下、参加してくださった方が「どこから来てくださったか」の一覧です。
勝間田区内:4名
勝間田区外の牧之原市内:4名
近隣市町村:1名
近隣ではない静岡県内:3名
静岡県外:1名
・・・・・・どうでしょう。普段は勝間田なんて用がなかったら近くの方でもそんなに来ないと思うんですよ。それが、こんなに勝間田の外からお客様が来てくださったというのは本当にありがたいことで、「ここで出会わなければたぶん一生もう出会う機会がない」みたいな人と人との組み合わせがたくさん発生しました。
また、職業や所属で分けてみるとこんな感じです。
サラリーマン:2名
自営業:1名
学生:2名
議会関係者:2名
大学関係者:1名
農家:1名
団体職員:1名
ミュージシャン:1名
グラフィッカー:1名
アーティスト:1名
・・・・・・どうでしょう、一目でわかるぐらいに多様性に富んでますね。こんな素晴らしい方々が参加してくだされば、当然その場で話される内容も実に多様で、この日は眩暈がするくらい自由な対話が楽しめました。
実際にやったことの流れは、以下の「レトロフューチャーセッションとは」に書いたとおりですので、よかったら一度見てみてください。
ここでは、『二十年後に、勝間田が世界でも有名な「おもしろい地域」となってました!ナンデ!?』という問いに対して参加者の皆様が出してくださった回答のうち、私が個人的に気に入ったものを個人的に表彰しながら、いくつか紹介いたします。
¥¥なんでこんなこと思いつくんだ賞¥¥
1・まず、勝間田で、「ジンバブエドル」という通貨にわずかにでも価値を持たせ、「ジンバブエドル」で買い物ができる地域にする。
2・「ジンバブエドル」はすでに破綻した通貨で紙くず同然なわけで、これを大量に保持しながら困っているジンバブエの方はたくさんいる。ところが、「日本の勝間田というところでジンバブエドルが使えるらしい」と聞いて、ジンバブエから大勢、勝間田に人が来るようになる。
3・「なぜかジンバブエの人がたくさん来る地域」として勝間田が有名になる
感想:実現性はさておき、天才の発想だなと思いました。まじめに考えると、「ジンバブエドル」はともかくとして、「他所の土地ですごく余ってて困ってるけど勝間田では使い道があるもの」を見つければ、これと同じような状況が作れるのかなと思ったりもしました。
◎◎ぜひそうなってほしいな実現したいな賞◎◎
1・勝間田区、ひいては牧之原市内には、なんか世間からずれてる人が多い。特に今日の参加者の中に多い
2・そういう人を集めて勝間田に「ズレテル団」を結成。そして勝間田はそういう人にとって居心地がいい場所だよとアピール
3・日本中、世界中から人が「ズレテル団」に集まり、「ズレテル団」が大きな勢力になり、その活動によって勝間田はどんどんずれてる人の居心地の良さが増して、「なんか勝間田って、日本一ずれてるね」という評判で有名になる
感想:私もかなり世間からずれてしまった人なので、「ズレテル団」はとても魅力的に感じますね!また、「ズレテル団」の本拠地をレトロフューチャーセンターにすればいいんじゃないかというありがたい意見もいただきました。ありがとうございました。
凸凹すごいテーマパークですね賞凸凹
1・勝間田はあまり便利な土地ではないが、むしろ不便さから発生する面白さもある。
2・そこで、勝間田区全体の道路を引きなおし、勝間田区全体を巨大迷路のようにしてしまう。
3・日本で一番道路交通が不便ながら、日常生活に使う道路そのものが迷路として楽しいという、不便さと娯楽性を兼ね備えた地域として有名となる
感想:実際に住む身としては、実際こんなの勘弁してほしいのですが、こうやってある意味「地域全体がテーマパークになってる」みたいなのも面白いなぁと思いました。あとこの道路の不便さから、大型ドローンとかの開発が進んで、移動の際に道路をみんな使わない地域になる、みたいな発展の余地があって、わくわくしますね。
□■アイデアがうまく融合したで賞□■
1・勝間田住民どうしで、積極的に互いにあだ名や別称をつけ、最終的に「勝間田の全員が、勝間田の全員に通じるあだ名を持つ」状態になります。
2・勝間田区で、「勝間田区全住民当てクイズ」を勝間田区外の人対象に行います。これは、勝間田区の人の顔写真を見て、その名前とあだ名まで当てるというクイズですが、見せられる写真の範囲は勝間田区全住人です。これがランダムに100人分出題され、全問正解しなければいけません。クイズ開始から10年くらいの期限で終了することにして、その間に何回でもチャレンジしていいです。
3・当然このクイズに全問正解するためには、勝間田住民のことにひたすら詳しくならねばなりませんが、最初の全問正解者には賞金1000万円くらい用意すると、賞金目当てでこぞってたくさんの人が勝間田のことに詳しくなろうとするはずです。
感想:「勝間田の全員が、勝間田の全員に通じるあだ名を持つ」と、「勝間田区全住民当てクイズ」というアイデアはもともと別のもので、どちらも面白いなと思っていたら、セッション終盤に融合しました。名前当てだけならともかく、あだ名も当てなければならないことできわめて高難易度です。あだ名は数年立つと変わってるかもしれませんから、このクイズに全問正解したい人はとにかく最新の勝間田住民のあだ名に精通しなければなりません。こんな形で勝間田に興味を持っていただくのもアリですね。
☆☆真面目に素敵な結論賞☆☆
1・「勝間田を面白い地域にする」ということをテーマに、継続して話し合いを続ける場を設けます
2・そこで出たアイデアは無理がない範囲で実行しつつ、うまくいってもいかなくても、継続して対話と実践を続け、「より面白い地域」に向けて変化をし続けられるように仲間を増やしていきます。
3・継続は力なりで、そのうち、「より面白い地域に向けてずっと対話と実践が継続され、変化し続けようとしている」取り組み自体が面白がられるようになります。
感想:「地域を面白くするためのアイデア」は、どんなにすごくいいものが出てきても、それが単発ではもったいないわけで、それを継続して生み出す仕組みこそが大事、という、とても地に足が着いた全うな意見ですね。「レトロフューチャーセンター」も、その仕組みになれるんじゃないかなぁという希望も感じて、私にとってたいへん嬉しい結論でした。
さあ、いかがだったでしょうか。これらの結論の中に、「おもしろいなぁ」というものがありましたら、ぜひいつか、今やっている「定期レトロフューチャーセッション」にお越しください。こういった結論そのものも面白いですけど、それが出てくるまでの過程もとっても面白ですよ!お待ちしています!!
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